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近代的システムとして確立させたのはイギリスの数学者と天文学者

福沢諭吉による西欧保険システムの紹介と日本での発展

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生命保険の歴史

生命保険の歴史を学びましょう。
生命保険の歴史と聞くと近現代になって生まれたシステムと漠然と考えがちです。

 

 

生命保険のはじまりは「イタリア」

イタリアの国旗

 

生命保険のはじまりは、ルネサンス期のイタリアですでに存在していたとされています。
もともとは奴隷を海上輸送するための保険としてあったようです。
それ以降も生命保険に繋がる取り組みというものは世界の各地でなされてきました。

 

 

その中で現在の生命保険に繋がるものとして、18世紀中頃のイギリスで発祥したエクスタブル生命の存在が挙げられます。
設立者の数学者であるジェームズ・ドドソンが天文学者であったエドモント・ハリーが提唱した生命表をもとに生命保険の理論を作り上げたといわれています。「平準保険料」や「責任準備金」などの概念ができたのもこの時です。

 

 

 

日本の生命保険の輸入

福沢諭吉

 

ところで日本における生命保険の輸入はいつ頃だったかというと、西欧に遅れること19世紀半ば頃に福沢諭吉によって紹介されたとされています

 

その頃に生まれた保険会社は、今でも残っている明治生命などがありました。
その後、朝日生命(帝国生命)や日本生命などが誕生しました。

 

 

 

徴兵保険

その頃の保険会社を語る上で大切なこととして、現在の形にはない徴兵保険というものもありました。
徴兵保険というものは何かというと、幼少期に加入して保険料を納めることで青年期になって徴兵でとられることがあった時に保険金が支払われるというものです。

 

 

富国生命

明治時代は富国強兵といって、軍事力の強化に力を入れていた時代でもあります。
現在でも残る富国生命は、もともとはこの徴兵保険を主に扱う富国徴兵保険というのが前身でした。

 

 

このようにして日本の生命保険は日本国民の性質ともマッチして、日本の文化に根付き、少しずつ成長してきました。そして2度の大戦を経て、敗戦後の混乱期も戦争で死に別れた未亡人など、女性の保険営業員を積極的に活用するなどして浸透していきました。

 

 

 

現代の保険会社

現在の保険会社は相互会社といって保険業法に基づいて設立される法人であり、株式会社の形態ではないというのも押さえておきたいポイントです。また、バブルの崩壊や外資系の参入など、日本の生命保険を考える上でターニングポイントとなる事柄もあり、日本における生命保険会社の勢力図も変わっていきました。

 

そして、若干の法改正や郵政民営化の政策から発足した「かんぽ生命」の存在や、ネットや通販型の生命保険も現れるなど、現在の生命保険は多様なものになっています。